《IP トピックス vol.7, 2007.02.17》
IP Law 360 によると、2006年の特許訴訟受任件数のランキング上位は以下のとおり。上位3事務所の顔ぶれは変わらず。
1. Fish & Richardson
2. Jones Day
3. Greenberg Traurig
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穐場 仁
特許・知財トピックス(主に米国特許関連)をメモ的にブログにしています。情報の正確さ・厳密さにはバラツキがありますので、雑談のネタ程度と思って下さい。
《IP トピックス vol.7, 2007.02.17》
IP Law 360 によると、2006年の特許訴訟受任件数のランキング上位は以下のとおり。上位3事務所の顔ぶれは変わらず。
1. Fish & Richardson
2. Jones Day
3. Greenberg Traurig
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穐場 仁
《IP マメニュース vol.6, 2007.02.07》
USPTOは審査滞貨の解消のため審査官の増員を続ける方針である。USPTOの次期5ヶ年計画では、毎年1,200名の審査官を採用するとしており、採用のための説明会も積極的に行っている。
(07年1月だけで全米12ヶ所で実施)。また、審査官の民間企業への流出をおさえるための特別手当や、ロースクールへの通学費用を支給する等、審査官の確保に向けた施策も行われている。
穐場仁
《IP マメニュース vol.5, 2007.01.31》
故意侵害を否定するためには弁護士の鑑定書を提出するのが一般的であるが、提出にともない鑑定書に関するprivilegeを放棄したことになる。今般、CAFCは、このprivilegeの放棄の範囲についてen banc(大法廷)で審理することを発表した。このen bancでは、故意侵害の判断基準についても審理対象となる模様。
穐場仁
《IP マメニュース vol.4, 2007.01.25》
米国特許庁は審判部(Board of Patent Appeals and Interferences)での手続の透明性を高める努力を行っている。昨年7月からは、審判部での口頭審理(oral arguments)を公開で行うこととしていたが、それに加え、今年から口頭審理の記録(transcript)を審理記録の一部として公開することとた。記録の公開を介して審理の質向上を期待している。
http://www.uspto.gov/web/offices/com/sol/og/2007/
week04/pattran.htm
穐場仁
《IP マメニュース vol.3, 2007.01.23》
JETRO(日本貿易振興協会)のサイトには米国の知財ニュースを紹介してくれるページがある。最新のニュース概要を日本語で知ることができる。
http://www.jetro.go.jp/biz/world/n_america/us/ip/news/
穐場仁
《IP マメニュース vol.2, 2007.01.23》
ご存じの方も多いかと思われるが、GoogleのサービスにGoogle patentが加わった。通常のGoogle検索と同じように、検索窓にUSPの番号を入れるとその特許ができる。
また、検索窓の右側にある”Advanced Patent Search”をクリックすると詳細な条件設定ができ、USPの全文検索ができる。検索語がPDFのようにイメージ上でハイライト表示されるのでこちらも使いやすい。明細書の記載内容確認のためUSPTOのテキストデータを利用する場合の代替となり得る。
もちろん、類義語の展開が自動でできる訳ではないので、精密な検索を行う際には注意が必要と思われる。
穐場仁
《IP マメニュース vol.1, 2007.01.23》
2006年5月に米国最高裁判決が出したeBay判決は記憶に新しい。eBay判決以前は、特許侵害が認められた場合はほぼ自動的に差し止めが認定されていたが、eBay判決によりその認定要件を厳密に判定するよう方向修正されている。下記のサイトでは、eBay判決後、裁判所がどの程度差し止めを認定しているか紹介している。
特許の差し止め(permanent injunction)の場合、9件認定され、7件否定され
ている模様。
http://www.thefireofgenius.com/injunctions
穐場仁