米最高裁、CAFCによるクレーム解釈のde novo reviewを修正

米最高裁は、CAFCが地裁のクレーム解釈を審理する際の基準を修正した。従来、地裁が行ったクレーム解釈は、CAFCにより全く新たに審理され(de novo)CAFCにより地裁と異なったクレーム解釈が行われることも少なくなかった。これはクレーム解釈が事実問題では無く法律問題であることによる。

今回の最高裁判決(Teva Pharmaceuticals USA Inc. et al. v. Sandoz Inc. et al., case number 13-854)では、クレーム解釈自体は法律問題でありCAFCによりde novoで審理されるが、地裁のクレーム解釈に含まれる事実問題は地裁判断にclear errorがあったか否かで判断されるべき、とした。

クレーム解釈及び訴訟実務に大きな影響があるものと思われる。

キルパトリック・タウンゼント知財総合事務所/ 穐場 仁

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