USPTO、特許適格性(Patent Eligibility)に関する審査ガイドラインを発表

USPTOは、Alice Corporation Pty. Ltd. v. CLS Bank他の判例を受け、特許適格性(Patent Eligibility)に関する新しい審査ガイドラインを発表した。
新しいガイドラインでは、三段階のステップを踏んだ判断手法が示されている。第1段階ではそのクレームが法定主題に該当するか(“directed to”)検討され、第2段階ではその主題が法定主題の例外(Laws of Nature, Natural Phenomena, Natural Product)に関連するか(“directed to”)が検討され、第3段階ではクレームが上記例外以上(“significantly more”)の他の構成等を含んでいるかが検討される。

キルパトリック・タウンゼント知財総合事務所/ 穐場 仁

米最高裁、教唆侵害に対する防御について審理

米最高裁は、Commil USA LLC v. Cisco Systems Inc.事件の上告を受理し審理を行う。審理の対象は、教唆侵害(inducement infringement)に対し、”good faith”で特許の無効又は非抵触を信じていたことが防御となるか否か。CAFCの近時の判例の流れを見直す可能性もあり注目される。

キルパトリック・タウンゼント知財総合事務所/ 穐場 仁