CAFC、means plus functionクレームにアルゴリズムの開示を求める

CAFCは、Ergo Licensing LLC v. Care­fusion 303 Inc. (No. 2011-1229, 3/26/12)において、means-plus-functionクレーム(“control means”)について、機能に対応する具体的開示が無いとしてクレームをindefiniteにより無効とした。判例の中では、コンピュータプロセスをmeans plus function形式で記載する場合、原則として、アルゴリズムの記載が必要なことを示唆している。

キルパトリック・タウンゼント知財総合事務所/ 穐場 仁

Therasense地裁差戻判決、inequitable conductを再度認定

CAFCのTherasense en banc判決の差戻地裁判決において、カルフォルニア州北部連邦地裁は、Abbott Diabetes Care Inc.(Therasense Inc.)のinequitable conductを認定し、特許を権利行使不可(unenforceable)と判示した模様(Therasense Inc. v. Becton, Dickinson and Co., N.D. Cal., No. C04-02123)。

キルパトリック・タウンゼント知財総合事務所/ 穐場 仁

ITC、Rambus特許の侵害を認めず

ITCは、LSI Corp., MediaTek Inc., STMicroelectronics等が、Rambus Inc.の特許を侵害しない旨の仮決定を下した。

対象特許は、USP 6,470,405, USP 6,591,353, USP 7,287,109, USP 7,602,857, USP 7,715,494。

その後、MediaTekはRambusと和解した模様。

Rambusの代理は、Finnegan Henderson Farabow Garrett & Dunner。
LSIの代理は、Kilpatrick Townsend & Stockton。

キルパトリック・タウンゼント知財総合事務所/ 穐場 仁