【半導体関係】IXYS、CAFCから裁判官変更の判決を得る

IXYS Corp.は、International Rectifier Corp.(IR)と弁護士費用を争う控訴審において、地裁への差し戻し及び地裁裁判官変更の判決を得た模様。

本件は、IRがIXYSに対し提起している一連の訴訟の一つであり、IRがSamsung及びIXYSに対して提起したpermanent injunction違反の訴訟に関連するもの。かかる訴訟においてIXYSは勝訴し、同時に 」IRに対し弁護士費用の支払いを命ずる判決を得ている。IXYS等は地裁における弁護士費用額の認定を争い控訴していた。

CAFCでは、カルフォルニア州中央連邦地裁のReal判事の弁護士費用額認定を根拠がないものとした上で、”to preserve the appearance of justice”のためには異なる裁判官による審理が適当との判断を下した。かかる理由による裁判官の変更は、少なくとも知財案件では、極めてめずらしいものと思われる

タウンゼント知財総合事務所/ 穐場 仁

【半導体関係】東芝、TPL/Patriot訴訟から一部製品のdismissに成功

東芝は、Technology Properties Limited Inc. (TPL)/Patriot Scientific Corp (Patriot)との訴訟において、一部ASIC製品をdismissすることに成功した模様。

本訴訟は、2003年10月に、富士通、ソニー、東芝、松下、NEC等を相手にPatriotが提起したものであり、マイクロプロセッサを対象としたもの。

上述以外のプロセッサ製品等は以前訴訟対象となっている。

東芝のを代理する事務所はBaker Botts。TPL側は、Townsend and Townsend and Crew等に代理されている。

タウンゼント知財総合事務所/ 穐場 仁