court-appointed expertのtrialでの証言について

特許侵害訴訟において裁判官の訴訟指揮によりcourt-appointed expertがトライアルにおいても証言を行う事例があった模様。通常、裁判所が任命するspecial masterが裁判官の技術的理解等のため裁判所を補助する例はあるが、裁判所が任命したexpertがトライアルで証言することは極めて稀と思われる。トライアルにおいては、原告・被告ともそれぞれのexpertに証言を行わせるため、両expertのどちらにより信憑性があるかを判断するのは容易ではない場合が多い。裁判所任命のexpertが証言を行う場合、このような問題点は解決されるが、陪審員等のfact finderへ与える影響が極めて大きいと思われる。今後の動向に注目したい。