Declaratory Judgments の提起要件

Declaratory Judgements(DJ)を求める訴訟を提起できる要件を緩和する判決が相次いでいます。今年1月のMedlmmune最高裁判決では、ライセンス契約が存在してもDJを提起して特許無効を争うことができる旨判示されています。この判決の流れを受けてか、近時のCAFC判決(SanDisk v. ST Micro, 05-1300)では、長年採用されていた”reasonable apprehension of litigation”という基準を排除し、ライセンス交渉中でかならずしも訴訟を提起される蓋然性がなくてもDJの提起が認められると判示しているようです。また、TevaPharmaceuticals v. Novartis Pharmaceutical (06-1181)でも同様の判示がなされたようです。

タウンゼント知財総合事務所/ 穐場 仁